■ 和三盆の過程
1. サトウキビの搾汁液から灰汁を取り、次に沈でん物を除去して煮詰める。
2. 白下糖を研ぎ、さらに木綿の袋に入れて加圧する分蜜作業を行う。ミツ抜きをする時に使われるのが 「押し 船」と呼ばれる圧搾道具。
3. つぶり−−荒研ぎ−−どぶ研ぎ−−中研ぎ−−あげ研ぎ−−と“研ぎ”を繰り返す。
4. この過程で寒の水を加えながら分蜜。 のち寒風で丸一日かけて自然乾燥させれば、雪のような白い砂糖 に生まれ変わる。
一工程一週間も時間を掛けて、手の込んだ根気の要る作業を繰り返し、ようやくできあがる高級砂糖が和三盆糖です。
家庭などで一般的に使われている砂糖との違いは原料にあります。和三盆糖の原料は、ビートではなく「竹糖」といわれる品種のサトウキビです。台湾、キューバなどで栽培されているサトウキビとはかなり異なり、背丈も低く細く収穫量も少ないのですが、生でかじってみても非常に美味しく感じられるほど味の良いサトウキビ。
その手間隙掛けて作られた高級砂糖、和三盆糖を贅沢に使ったロールケーキが六美製菓の「小樽こたるくん」なのです。
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